最近、年内入試改革(総合型・学校推薦型)の資料を読み込んでいて、
率直に思ったことがあります。



「これ、指定校よりも公募の方が構造的にえぐくなるな」と。

よくある解説では
「学力評価が重視されます!」
みたいな綺麗な話が出ていますが、
現場目線で見ると少し違います。

これは単純な“学力重視改革”ではありません。
むしろ、
公募推薦のハイブリッド化(多層化)が進む制度です。



まず冷静に:指定校は大きく変わらない

ここは誤解されがちですが、
指定校推薦は元々、

・評定
・調査書
・面接(確認型)

といういわゆる「信頼型選抜」です。

高校との関係性で成り立っている制度なので、
制度改正があっても中身は急激には変わりません。
評定+面接中心という構造は基本維持される可能性が高いです。
(とはいえ、校内の選考基準は変わるかもしれませんが…)



本当に変わるのは「公募(学校型推薦)」

今回の制度の核心はここです。

文科省の建前は
「多面的に評価しなさい」です。

具体的には
・学科試験
・資格(英検等)
・面接
・小論文
・共通テスト
などの評価要素を組み合わせる設計。

ここで重要なのは、
どれか一つを使えば制度上は成立するという点です。

つまり大学側は
評価パーツを設計できる余地がかなり大きい。




そして一番見落とされている本質

「学力試験が義務化された」わけではありません。

制度は
“学力評価をゼロにするな”ではなく、
“評価要素を組み合わせて説明可能にしろ”
という設計です。

極端な話、
・評定
・面接
・資格
で構成すれば制度適合は可能です。

つまり
「学力検査しなきゃいいじゃん」
という運用も制度上は成立してしまう。



具体例:すでに公募は点数勝負ではない

実際の現場の例を出します。

A 当日試験70点:評定3.8:面接
B 当日試験65点:評定4.2:面接
C 当日試験80点:評定3.5:面接
D 当日試験58点:評定4.5:面接

合格したのは
BとDです。

これ、点数だけ見れば不思議に見えます。
しかし公募の評価構造で見るとむしろ自然です。



なぜこうなるのか

公募は元々
「試験+調査書(評定)+面接」の総合評価型です。

つまり合否は

当日点数のみでは決まらない

大学側が見ているのは
一発の点数ではなく
継続性と安定性です。

・評定4.5=3年間安定
・評定3.5=波がある可能性

という読み方をされることは普通にあります。



さらに深刻な問題:評定という評価軸は高校依存

ここが制度の根本的な論点です。

同じ評定4.5でも
・進学校の4.5
・中堅校の4.5
では実力は当然異なります。

つまり
評定は全国共通の客観指標ではなく、
高校依存の評価軸です。

評価の“軸”自体がぶれている。


では大学はそのブレをどう補正するのか

ここで出てくるのが
「資格(英検など)」です。

・客観性がある
・全国基準
・説明可能
・採点コストゼロ

大学側からすると、
評定のブレを補正できる
極めて都合の良い指標です。


一番“グロい”のはここ

もし追加評価パーツが選択制になった場合、

A:試験+評定+面接
B:試験+評定+資格

どちらが評価の再現性が高いか。
ほぼ明らかです。

面接:主観評価(ブレる)
小論文:採点主観(ブレる)
実績評価:学校差(ブレる)
資格:客観指標(ブレにくい)

制度上は同じ「多面的評価」でも、
実務上は評価の安定性に大きな差
が出ます。



結果として起きる可能性が高いこと

一般入試を受ける層は
相対的に減少します。

なぜなら
・年内で終わる
・精神的負担が小さい
・合格確率が読みやすい
からです。

これは制度の善悪ではなく、
合理的行動の帰結です。


そして教育現場として一番怖い点

「当日点が高ければ逆転できる」
という発想が通用しにくくなることです。

特に
・高3から伸びる学力型
・晩成型
の生徒は不利になりやすい。

逆に有利なのは
・評定管理ができる生徒
・早期に資格を取れる生徒
・情報を持っている層

です。


最後に(現場としての結論)

今回の年内入試改革は、
単純な学力重視改革ではありません。

本質は
公募推薦のハイブリッド化と評価の多層化です。

そして分岐点は
「試験の点数」だけではなく、
「評定」と「資格」という
長期管理型の指標に移っていく可能性
があります。

制度の表面だけ見ると優しく見えますが、
現場目線で見ると、
戦略差と情報差がより露骨に出る入試になる。

正直に言って、
これはかなり“えぐい変化”だと思っています。

ここまで読んでいただいた方はもうお気づきだと思いますが、
今後の入試は「当日点だけの勝負」ではなく、
評定・資格・準備時期を含めた長期戦略型に変わっていきます。

つまり、
高3から慌てて対策するのではなく、
高1・高2の段階でどの入試ルートを取るのかを設計することが
これまで以上に重要になります。

春名英語塾では、

・公募推薦(関西私大)対策
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を含めた「年内入試を見据えた戦略設計」を行っています。


制度が複雑化している今だからこそ、
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